私は個人事業主なので毎年青色申告しています。きちんと毎月いや毎日帳簿をつけていれば、パパッと出せるのですが、大抵の個人事業主がそうだと思うのですが、2月3月でウンウン唸りながら一気に帳簿をつけるのが恒例です。
そもそもなんで青色というのかは分かりませんが、白色申告というのもあります。白色は簡単な帳簿と書類で提出できるけど、青色申告控除が適応できなかったりデメリットが多いのです。
今振り返ると最初の何年かは白色でも良かったのですが、私は最初から面倒な青色申告にしてました。まあでも苦労はしましたが小規模なうちからきちんと帳簿をつけていたので、その仕組みがよくわかるようになりました。
13年も経つともう参考書は見なくても入力できますが(申告ソフトのおかげもあります)、慣れるまではかなり時間がかかりました。そりゃそうです、簿記の勉強なんてしたことないですし、数学も苦手でしたし。
経営者になるとあちこちで決算書の見方の勉強会があったりします。独自で覚えてきた私には目から鱗で、一気に理解が深まったりして、レベルアップの音楽が聞こえる時もあります。
私はやよいの青色申告を使ってます。
事業の帳簿の付け方は預金出納帳から始めます。ほとんどが振り込みですし、メインの通帳で9割完結するので、まずは通帳のコピーを取るところからスタートします。
あとは上から順に、入力してくだけです。借り入れの返済は振替伝票で、お取引先の入金は売掛帳で、あとは現金の引き出しや経費科目で引き落としです。予備にネット銀行の通帳があるのでそれも同じように。
次は現金で買った経費を経費帳につけていくのですが、これが山場です。今は慣れて自分が分かるように仕分けしますが、以前は参考書とにらめっこしながら一個一個分けていました。結局自分が何に使ったか分かるように、税務署が入った時に事業との関係がきちんと説明がつくように帳簿と証拠があれば良いのだと気づいたら楽になりました。
あとやよいの青色会計では按分(プライベートと仕事の割合)も、勘定科目ごとに設定しておけば自動で計算してくれる機能があるので便利です。
そして次がクレジットカード払いを振替伝票に入力です。これも今は自動化できるようですが、まだちょっと分からないので手入力してます。引き落とし日の勘定科目に経費の種類を選択して、金額、摘要(詳細)を入力して、最後にその合計金額を貸方金額にして完了です。
あとは領収証の売り上げを売掛帳か現金出納帳に入力して、家に渡した額を現金出納帳に事業主貸で完了です。
税務署に持ち込む申告書類はやよいの青色申告で決算して、青色申告と確定申告書Bに必要事項を入力して書き出して完成です。
前に勉強会で「決算書は自分の事業の通信簿だ」と言われたのがずっと心に残ってます。粉飾とか脱税とかありますが、自分の事業の成果だと思えばそんな事はしたくないです。
まあそんな私でも以前に税務調査が入ったことがあります。うっかりではあったのですが、ずっと自分には関係ないと思ったてたので、やっぱりあるんだなぁとそれからはさらに気を引き締めて帳簿をつけてます。
税金は国を支えますし、それは自分の子供の世代に繋がると思えばにっこり笑って支払えるでしょう。