12月24日は子供たちにとって1年で一番ワクワクする日ではないでしょうか。街のどこかしこで流れるクリスマスソングに心躍り、寝る前には夜空を見上げ明日の朝の歓喜の瞬間を想像してベッドに潜り込む…。
うちは二人の娘がいるのですが、もう中学生と大学生なので、そろそろサンタのお役も降りなければならない時期になってきました。中2の娘は「ワンチャン、サンタいるかもって思ってるんだよね…」ってなかなかのもんです。まあどんな時でも役に徹し切った私の演技力の賜物とも言えるでしょう。
うちの女性陣たちはうっかり口を滑らすことが何度もあったので、その度に大きなくしゃみやアクロバティックな言い訳で切り抜けてきたのです。
大雪で配達が遅れた時も、まさかの時間帯に届いて娘が受け取ってしまったこともありました。とっさに「サンタさんも大雪で来れなかったから宅急便に頼んだんだねー」と冷や汗ながらに伝えると「そっか!!」と無邪気にプレゼントを広げる娘の姿に安堵したものでした。
娘たちに気付かれないように夜中にそっと起きて、忍足でプレゼントをベッドの下に置くときの緊迫感も、朝の大騒ぎも少しづつフェードアウトです。
大学生の娘はもう20歳を超えたので昨年からプレゼントも終了しました。
すると昨年のクリスマスイブから不思議なことに、私の書斎にクリスマスプレゼントが届くようになりました。中身は、私が最近家で寒がってることや好きなチョコの種類も分かってるかのように詰め合わせてありました。
今年もサンタはやってきました。そのプレゼントを広げながら、またサンタさんに戻りたいと思いました。いつか素敵なおじいさんサンタになること。また一つ夢が増えました。