コロナウイルス禍でのSNSの使い方を思う

コロナウイルスの猛威が日本にも訪れています。

そんな時にSNSを見ていると残念に思うことがあります。それは個人や団体や地域を否定する投稿です。

コロナウイルスに罹患した人を特定して魔女のように扱ったり、所属する団体を悪の組織のように非難したり、その地域を排除するような投稿をする人が後を絶ちません。

確かに罹患した人たちもちょっとした気の緩みや(まさか自分が)という思い込みがあったかも知れません。でもかかってしまったら被害者ですし、そうしてしまった理由も少なからずあります。

まったく完璧な人などいません。明日は我が身。罹患していない人はたまたま家から出ずにこもっていられる環境下にあるか、ちょっとした外出で偶然にもコロナウイルスに触れずにいられただけのことです。

地域を非難するなんてのは、同じ日本国内に居て目くそが鼻くそを笑うようなものです。県や市や地域は人が勝手に区切った架空の線でしかありません。「あそこの部落の奴らは…」なんて思想が退化してるとしか思えません。

SNSは人を非難するより、人を助けることに使いたいです。

経営に苦しんでる人はどんどんSNSで商品やサービスを発信して、少しでも余裕がある人はそれをシェアする。それだけでも助かる人は多いと思いますし、SNSの役割の一端はそこにあります。

東日本大震災の時は多くの善意で溢れてました。それは災害は一瞬の出来事で被害地域とそうじゃない地域が分かれていたからだと思います。

すぐそこに迫っているかも知れない目に見えない脅威、先行きへの不安。区切る事で自分の安心を手に入れられる心理から、攻撃的に反応してしまうのでしょう。

その心理は分かりますが、もし自分や家族や友達が罹患してしまった事態を想像するとどうでしょう。

SNSに限らず、自分の口から出る言葉や行動は、人を非難、排除するより、人を助けることに使いたいですね。

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