29歳の地図

50歳を過ぎて、よく若い頃を思い出すことが多くなってきました。

29歳の頃、毎日浮かれまくっていた都会の生活にも疲れてきて、(そろそろ八戸に帰るかー)と10年の東京生活に区切りをつけて真面目に働く決断をしました。そして描いていた未来の自分は、パソコン片手に海を眺めながら仕事をして、夕方には川の土手をランニングしている姿でした。

場所や時間に縛られたくないので、パソコンで仕事が完結できたらどこにいても大丈夫ですし、体を動かすのが好きなので、毎日ジムに通ったり走ったりするのは続けたいと思ってました。単純にそれだけの理由でしたが、自分にとっての幸せはそんなライフスタイルでした。

しかし30歳で帰郷して、すぐ家庭を持って、悠々自適どころか、毎日必死に朝から晩まで仕事の毎日が待っていました。それからも会社でのいざこざや病気を患ったり、父の借金などいろんな災難に巻き込まれ、穏やかに暮らすことすらまま成らない日々が続きました。

でも51歳の現在、パソコンを片手に仕事をして、夕方にはジムやゴルフの練習場で身体を動かして過ごせています。なんだかんだで29歳の時に描いた未来に私は立てています。

振り返ると困難も無くてはならない要素でした。それがあったから起業するしかなかったし、必死に考えたし、努力したし、とにかく働いたし…そしていろんな偶然もあって今があります。

まぁ今でも悩みは尽きることはないですが、想い続けるとちゃんと実現するんだなぁと、夕暮れのゴルフ練習場でふと物思いにふけってました。

ゴルフはなかなか上手くはならないですが、いつかは70台で回れるようになりたいと想い続けているときっと。このシャンクにも意味があると信じ込ませて打ち続けるのでした。

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