2006年ごろのSEOの裏技を暴露

私が起業したのは2006年。サイト制作を始めたのは1年前の2005年でした。

その頃は営業マン。空き時間を利用して、手元にあったノートパソコンを開き参考書を読み漁りながらホームページをいくつも作っていきました。

きっかけは書店で見かけた一冊の本。たしか「アフィリエイトで10万稼ぐ」みたいなタイトルだったと思います。
父の事業が傾きお金を無心され無一文になり、勤めていた会社も危ない状況でしたので、何か始めないと潰れてしまうと必死でした。

本当に寝る暇もなく没頭しましたが、もともと文章を書いたり、絵を描いたり、曲を作ったりというモノづくりが好きだったので、そんなに苦ではありませんでした。

ただのデザインではなく、HTMLを駆使しながらのデザインが必要なので最初はうまくいきませんでしたが、2つ、3つ、4つとサイトを作り続けていくうちに、うまく操れるようになってきました。

しかし作っただけでは誰も見てくれません。
次に読み漁った書籍はSEO関連のものです。

その頃の検索エンジンはGoogleだけでなくyahoo!も独自の検索エンジンも持ってましたし、MSN(その後BING)やgooなどへの対策も必要でした。

しかしSEOはいたって簡単でした。とある方法であっという間にビッグキーワードでもトップに表示され、1日に数万アクセスも普通なぐらいでした。

もうアフィリエイターではないですし、今はそんな簡単に上位表示できるほど甘くはないので、そのとある方法を暴露するとしましょう。

まずは内部構造です。初期の頃はとにかく上位表示したいキーワードを入れまくりました。本文にも見出しにもメタにも。
しかしそれはすぐにダメになり適度なキーワードの出現率が図られるようになりました。
タイトルや見出しにはきちんとキーワードや関連キーワードがを入れるのも必須でした。

そして一番大事なのは外部リンクの確保です。
他のサイトからとにかくリンクをもらってきます。初めの頃は自動リンク集というのがあって、そこのサイトを自サイトのリンク集ページなどからリンクしてあげて、申請するとすぐにそのサイトに紹介される便利なものがありました。片っ端から登録しまくってリンク数を稼ぎました。

しかしそれも徐々に効果が無くなります。それどころか私はその相互リンクを一気にやってくれる有料サービスに手を出したばかりに、ペナルティを受け一気に検索順位が下落するという目に合いました。。

そこで相互リンクという手法がメインになってきました。原始的にこちらから相手サイトの紹介リンクを貼っておいて、「相互リンクお願いします」とメールして相手にも自サイトの紹介リンクを貼ってもらう手法です。

これがとても効きました。

検索エンジンは(そのキーワードに関連するサイトやブログからリンクされるサイトは良いサイトだ)と認識します。
なので同じようなサイトへどんどん相互リンクのお願いメールを出していくのです。

簡単な事なのですが、ちゃんとできる人が少なかったのです。
問題はメールの文です。私はきちんと相手のサイトの良いところを褒めて、失礼のない文面で相互リンクをお願いしていました。
私にも相互リンクのお願いのメールは届くのですが、正直普通に挨拶ができない人たちばかりで、ちゃんとしてるのは10人中ひとりふたりぐらいなものでした。

サイトも大手サイト以上にきちんとデザインして作っていましたので、多くの方に信頼を得てリンクもどんどん増えていきました。
実際のビジネスにも共通するのですが、基本は”相手に信頼される事”です。
その後も、サテライトとい言って、自分であちこちのサーバーに分散した小さなサイトを作ってリンクしたりもしましたが、地道な相互リンクが一番効きました。

あとは審査がある大手ディレクトリ型検索エンジンにも登録したり、定期的にサイトを更新したりするだけです。

そうやって一つ一つやっていくうちにあれよあれよというまに多くのサイトが上位表示されるようになりました。
その甲斐あって1年後には起業できるようになったのです。

今ではもう小手先のSEOはやらずに、きちんとしたWebデザインとSNSを利用した情報発信、そして動画での発信で”必要とされる人への分かりやすいサイト作り”を心がけてます。

検索エンジンは日々進化しています。どんなキーワードで検索しても信頼できるサイトにたどり着けるように。
そして、インターネットを介在してるとはいえ、パソコンやスマホの向こう側には人がいます。
信頼できて思いやりのあるサイト運営、情報発信をしているとちゃんと上位表示されるようになるものです。

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