「約ネバ」を読んでみた

コロナ明けの6月から後ろ倒しの案件をさばくのと、イベント撮影・編集、配信が一気に増えたためほぼ休み無しで迎えた年末。ポッカリと1日休むことができました。

「さて何をしようか?」そう考えていると、大学も決まって普段より輪をかけてのんびり度が増した上の娘がドッサリと本を抱えて部屋から降りてきました。
「これ貸そうか?」

「ん?」
「約ネバ。全巻20巻」
そういえば昨日晩飯の時に「約束のネバーランド」という漫画が面白いと熱弁してたことを思い出しまた。

読み始めるとこれがなかなか面白い。前半はグレースフィールドハウスという養護施設の天才少年二人と主人公のエマという少女が、この施設が実は人肉を鬼に出荷する養殖場だと気づき、そこから脱出する知能戦を繰り広げます。後半は鬼と人間の世界を分けるためにいろんな敵と戦ってくのです。

いろんな謎をエマの深い優しさで解き明かしていくのですが、ふとその裏には今の人間はこの鬼と同じようなことをしているのではないかと気付かされるのです。

ただ美味しいものを食べたいという尽きない欲望のために、多くの動物を養殖し、食べきれない物は簡単に捨てている現代。最近よく聞くヴィーガンの気持ちもよく分かる気になりました。

私は美味しいものは食べたいですし仕事への活力でもあるので、ヴィーガンにはなれませんが、無駄に捨ててしまうのだけは戒めたいと思いました。生産者に感謝ももちろんですが、その食べる物の命に感謝しなければいけないのですね。

一つの漫画ですが、きっと多くの人に影響を与える名作になるのではないかと思います。アニメ化、映画化がされていますので、私もぜひ見てみようと思います。

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